Facebookアプリをレビュー申請してみて大丈夫だったこと&ダメだったことまとめ
前回、Rails環境でTwitterとFacebookを使ってサイトの拡散をするため自動投稿させるアプリを作成してみたという記事を書きました。
その際にも言及したのですが、Facebookのアプリ作成には大きなハードルがありました。それが アプリのレビュー です。
今回レビュー通過に至るまでに「あ、これはOKなんだ」とか「これダメなのか!」ということが何点かありましたのでまとめてみたいと思います。
概要とレビューの流れ
不必要な権限の取得を抑制 を実現しユーザーエクスペリエンスを向上させる、といった目的で2014年前半から開始した制度、それがアプリのレビューです。
つまり、悪意のあるアプリに個人情報を抜かれたり、ユーザーの意図しないところで勝手に投稿されたり、といった事態を未然に防いだり、ということです。
開発者としては一手間増えますが、レビューを通過させないと動くものを公開できないので、早めに対応する必要があります。
コツを掴むまでは何度か差し戻しされると思うので、根気よく(そして早めに)申請しましょう。
まずは動くものを作る
最初に何をすれば良いのかというと、 アプリを完成させること です。
一般ユーザーから権限取得するにはレビュー通過が条件ですが、開発者アカウントやテストユーザーといったものを利用してアプリのテストをするのは無条件に可能なので、まずはアプリを作りましょう。
ちなみに下の方にも書きましたが、初めから100点のアプリを作る必要はなく、FacebookのGraph APIを使う部分が一通り実装できていればOKです。
レビュー申請方法
一通り動作するアプリを作成したら、Facebookにレビューの申請をします。
ここで必要になるのが アプリのスクリーンショット4枚以上 と 少々の英語力 です。
箇条書きで手順を書きつつスクリーンショット内にも大まかな手順を書き込んでおくと良いと思います。
レビューは7日ほどかかる、と表示されますが、実際は1~2日で終わることが多かったです。最大7日、ということでしょう。
レビューについてはこちらのブログを参考にさせていただきました。
Facebookアプリのパーミッション「publish_actions」を申請してみてわかったことまとめ | Sunday In The Park)
ダメだったこと&大丈夫だったこと
今回はタイムラインへの投稿をするため、 publish_actions
というパーミッションのレビュー申請をしました。
レビューの手順は検索するとそれなりに出てくるのですが、ノウハウっぽい情報は案外少なく、実際にレビューを受けてみて分かったことも多かったので書いておきます。
検証環境で申請しても大丈夫だった!
本番環境で既に動作しているサイトがあり、レビューのためだけに本番環境へリリースするということを避けたかったので、別途用意した検証環境でレビュー申請をしたところ、無事通過しました。
この時、アプリ設定画面の「Settings」でURLを検証環境にしておくのが確実だと思います。
あと私はレビュー申請時に検証環境である旨を書いておきました。
必須かどうか分かりませんが、書いておくに越したことは無いかと思います。
仮デザインでも大丈夫だった!
機能的に動作していれば問題無しでした。
そもそもレビューの目的を考えれば当たり前かもしれませんが。。
投稿するテキストを勝手に決めるのはNG
Platform Policy 2.3 – developers.facebook.com
例えば 「◯◯に投票しました!」 などとアプリ側で勝手に文言を決めてユーザーのタイムラインに投稿させるのはNGになります。
事前にtextareaが表示され、そこに入力されている文字が投稿される、等であれば可のようです。
具体的には Graph API /user/feed の message
を勝手に指定しないでね、ということです。
逆に言えば message
以外の link
や description
といったフィールドはアプリ側で指定できるので、キャンペーンサイトのURLと説明はここに設定しておくと良いと思います。
実装については前回のブログ記事を参照してみて下さい。
関連リンク
アプリ作成時に参考にさせていただきました。ありがとうございます。